軽くADHDな親子~41歳高齢出産ママの歩む道

母親は、43歳のころに処方箋レベルのADHDと診断。長女はADHDボーダーライン。主に”言葉”によるコミュニケーションに着目した、家族のリアル。2004年から他ブログで書き散らかしたものも転記。考え方や文体の変化は、ADHDの特性を表しているのかどうなのか?

【ADHDの特徴?】字が汚い

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幼稚園の時に習字教室に通い始めました。

当時は習字教室では硬筆も毛筆も教えるものだった…んだろうな。

 

初めて書いた言葉は「ぶらんこ どんぐり かけっこ」。

当時小学校にも入学していませんでしたが、これはよく覚えています。

 

途中転校して別のお教室に移動となりましたが、結局中3で塾に通うまで約9年間通い続けました。硬筆・毛筆・中字(行書みたいなちょっと大人の字)、すべて6段まで取得したような気がします(うろ覚え)。

 

でも、普段書く字は汚かった!

ノートはぐちゃぐちゃ、宿題の漢字はいつも評価が低くて。

「なんでだろう?習字習ってるのに」とは思ったものの、特に悩むでもなく。

 

ハッとしたのは高校時代。

「字は習ったことないんだけどさ~」と言っていた友達が、とても読みやすいきれいな字を書いていたんです。顔はブサイクなのに(余計なお世話)、字がすごく綺麗だった。

 

私の字、汚い!読みにくい!

9年間も書道習ってたのに、なぜ!?

 

そう、激しく落ち込んで、例の(ブサイクな)友達の字を真似る日々が始まりました。

 

彼女の字は大きすぎず、リズミカルできゅっとまとまりがありました。

対して私の字は、不必要に大きい、筆圧が強く濃いもんだからこすれてノートが汚れる、ハネやハライが変に主張している…

毛筆としてはいいかもしれないけれど、あとで見返すためにノートに記録する、という見方をすると下の下。

段を有することと、実際に書く文字には、何の関係もないのかと打ちひしがれつつ、自分の好きな字ってどんなんだろう?と問いかけつつ彼女の字を真似ていました。

 

 

とはいえ、9年間の基礎があります。

「こんな字を書きたい」というイメージが出来上がれば、比較的早く上達しました。

今では多くの人に「大人の字!」「雑に書いてもやさしくてきれい」「好きな字だわ~」と言ってもらえます(ちょっと自慢)。

 

 

しかし字が上達したのは書道を止めてから。

習っていたのにずっと下手だったのは、ADHDも関係しているのかもしれません。

 

 

ADHDボーダーである長女は、恐ろしく字が汚いのです。ミミズが這っているようにしか見えないのです。丁寧に書けばそこそこなのにです。

丁寧に書くことを習慣づけるために、汚い時にはすべて消して書き直させます。

が、この消し方がまた汚くて前の字が残ってるもんだから、丁寧に書いていても最終的に見えている字は間違えたものになってたり。「あのさ、これじゃテストはペケだよ?」と、何度言ったかしら。

 

ADHDは先が読めない、と言います。

ひとまず、目の前のことをがーーーーっと終わらせられたらOKなところがあります。長女にとって漢字はマスを埋めればOK、なんでしょう。

結局、丁寧に書いたほうが時短だしトクだということが分かるのはいつのことなのか…