軽くADHDな親子~41歳高齢出産ママの歩む道

母親は、43歳のころに処方箋レベルのADHDと診断。長女はADHDボーダーライン。主に”言葉”によるコミュニケーションに着目した、家族のリアル。2004年から他ブログで書き散らかしたものも転記。考え方や文体の変化は、ADHDの特性を表しているのかどうなのか?

『ADHD』と診断されたことについて

30年ほど前、

”インフルエンザ”という病名は一般的ではなく

「風邪」と一括りに診断されていました。

 

それが今では、

「風邪」

「風邪症候群」

ヘルパンギーナ

「RSウイルス」…

なんか違うの入ってる?

 

こんなふうに、「風邪」もずいぶんと細分化されてきました。

 

こういうのを、よく思わない人がいます。

「なんでも病気にしてしまって…

 風邪でいいじゃん。

 変に病名をつけるから大事のような気がするんだよ」

という人がいます。

私もそう。

なんでも病気にしてしまうのは、どちらかというと否定派です。

 

 

ADHDの話をしても、そんなふうに言われます。

「管理人さんもお嬢ちゃんも、ふつうだよ。

 どうして今どきって、

 なんでもそうやって名前を付けるのかな?

 みんなを病気にしたいみたいで、あまり好きじゃない」

そう言ってくれる人は、とても優しい人です。

気持ちはとてもありがたい。

 

ただ、私はADHDと診断されてホッとした面があります。

 

ADHD」と名前がついたことで、

格段に検索性が高まったんです。

 

名前がつく以前は、

 

単に片づけられない人。

単にだらしない人。

単にコミュニケーション下手。

すげー空気読めない。

人の気持ちを逆なでする。

しょっちゅう遅刻する。

忘れ物する。

知識が偏ってる。

集中力がない。

 

こういう人だったので、悩んでいたんです。

 

それがADHDと名前がついたことで、

ネット上では

同じ悩みを持つ人のブログや

その症状や対処方法を記載したHPに、

図書館や書店でも

ADHDに関する書籍に

出逢える確率が格段に上がった!

 

検索性が上がったわけです。

 

単に片づけ方を知らないから片付けられないのだと思っていた頃

インテリアの本や収納術の本を読み漁りました。

そして、いろいろ試してみました。

まぁ、ほぼ全滅です。

 

そりゃそうだよね。

脳みそが、片付けや収納に向いていないんです。

そもそも脳みその中身がゴチャゴチャしてるんだから

部屋がそう簡単にすっきりするはずない。

 

 

読むのであれば、

ADHDにもできる!すっきりインテリア」

とかのほうが役に立つかも。

でもまぁ、こんな本はADHDにしか売れないわけで。

いや、ADHDの中で、

インテリアに興味がある、

しかも部屋をすっきりさせたい人にしか手に取ってもらえない。

その中でも買う人はごくわずか。

そんな本は出版さんが出しませんわね。

 

このブログを立ち上げようと思ったのは、

ADHDと名前がついて

検索性が上がったことで

同じ悩みを持つ人と分かち合える想いがあればいいな。

そんな想いからです。

 

病名がつくのも悪くないな。